軒の深い二階建ての家・平屋の外観|モダンでおしゃれな外観デザインのポイント、メリット・デメリットを解説

軒の深い二階建ての家の外観|茨城の注文住宅実例

マイホームの外観デザインを検討中で、「軒の深い家にしたいけど、具体的なデザインイメージがわかない」とお悩みではないでしょうか。

「二階建ての場合は二階の屋根と一階の軒のバランス」「平屋の場合は屋根と外壁の位置のバランス」など、実例を外観デザインの参考にしたいですよね。

そこで今回は、茨城県全域で注文住宅を建築しているノーブルホーム粋(SUI)が、軒の深い家の実例、モダンでおしゃれな外観デザインをつくる方法を紹介します。

おしゃれで高級感・安心感のある快適なマイホームを完成させるために、ぜひ最後までごらんください。

 

軒の深い二階建ての家・平屋の外観

軒の深い二階建ての家の外観|茨城の注文住宅実例

住宅の外観デザインにはさまざまなパターンがあるため、軒の深い家の実例からインスピレーションを得て、マイホームの具体的な外観デザインを検討していただけると幸いです。

軒の深い二階建ての家・平屋の外観実例、外観デザインのポイントを紹介します

軒の深い二階建ての家の外観

こちらは、母屋(二階の屋根)と平行に軒の深い下屋(読:げや、母屋より一段下の屋根)をかけた、二階建ての家の外観です

玄関ポーチ部分のみ突き出している住宅形状ですが、母屋・下屋のデザインに一貫性があるため、スッキリとした外観デザインとなりました。

下屋の軒が玄関ポーチ全体を覆う深さなので、天候が悪い日でも玄関前での動作を急ぐ必要がありません

軒の深い二階建ての家の外観|茨城の注文住宅実例

〈関連ページ〉和の家

 

こちらは、母屋より大きく突き出して、軒の深い下屋をかけた二階建ての家の外観実例です。

軒の深さは最大3mほどで、柱を設けて軒を支えるデザインがダイナミックですね。

軒の深さが3mほどの場合、雨・直射日光などを気にせずに軒下で過ごせます。

軒の深い二階建ての家の外観|茨城の注文住宅実例

〈関連ページ〉粋 -sui つくば展示場

 

こちらは、陸屋根のようなデザインの下屋が個性的な、二階建ての家の外観実例です。

軒の深さは1mほどで、軒天のデザインを木目にしたことで、軒がグレー一色のシンプルな外観デザインにアクセントが加わりました。

適度な軒の深さにより、直射日光が室内に差し込むのを防ぎながら、ウッドデッキの開放感を感じられます。

〈関連ページ〉間取りの工夫でウッドデッキのプライバシーを高めた家

 

こちらの記事で、ウッドデッキのおしゃれな設置例を確認できます。

〈関連ページ〉リビング続きのおしゃれなウッドデッキ事例|繋がりをフラット・段差ありにする場合のメリット・デメリット

軒の深い平屋の外観

次に、軒の深い平屋の外観実例を紹介します。

 

こちらは、玄関ポーチの軒を1.5mほど出し、壁と格子で覆った平屋の外観実例です

大きな切妻屋根と壁で覆われた住宅外観に格子を加えることで、柔らかく軽やかな印象のデザインとなりました。

軒の深い平屋の外観|茨城の注文住宅実例

〈関連ページ〉小上がり和室と格子のある伸びやかな平屋

 

こちらは、軒を2mほど出してウッドデッキを設置した平屋の外観実例です

ゆるやかな傾斜の屋根から、室内の開放感をイメージできますね。

軒の深さを活用して、ストーブ用の薪を収納するスペースを、軒下に設けています。

軒の深い平屋の外観|茨城の注文住宅実例

〈関連ページ〉薪ストーブのある家

 

こちらの記事で、薪ストーブの安全な設置方法を確認できます。

〈関連ページ〉薪ストーブは地震発生時に安全なのか|薪ストーブの安全を確保する設置方法、災害時・災害後の対応を解説

 

ノーブルホーム粋(SUI)には、今回紹介しきれなかった事例がまだたくさんあります。ぜひごらんください。

 

軒の深い家の外観実例を確認したことで、軒の深さを検討する際のデザインのバランスなどを大まかにイメージできたのではないでしょうか。

次に、軒の深い家の外観をモダンでおしゃれなデザインにするポイントも確認しましょう。

 

茨城県全域でモダンでおしゃれなマイホームをご希望の方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。

ご家族のイメージをもとに、上質なデザインプランを提案いたします

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※当社は過度な営業を一切行っておりません。ご安心ください。

 

軒の深い家の外観をモダンでおしゃれなデザインにするポイント

軒の深い二階建ての家の外観|茨城の注文住宅実例

軒の深い家の外観デザインを検討する際に、ぜひ取り入れていただきたいポイントは以下のとおりです。

  • デザインテイストを明確に決める。
  • 軒下での動作を具体的にイメージして、軒の深さを決める。
  • 軒を出す方角・周辺環境から採光を具体的にシミュレーションして軒の深さを決める。
  • 軒天のデザインにもこだわる。

ぞれぞれ、施工業者との打ち合わせ時に活用していただけるように、わかりやすく解説します。

デザインテイストを明確に決める

デザインテイスト例は以下のとおりで、屋根・軒だけではなく外観全体・内装全体のデザインを統一することで、おしゃれなマイホームが完成します

  • モダン
  • 和モダン
  • 北欧風
  • ホテルライク
  • インダストリアル など

デザインテイストを明確にすることは、施工業者とデザインイメージを共有する大切な要素です。

ご家族それぞれがデザインテイストを考えると方向性のズレが生じやすくなるため、可能であればマイホームづくりの主役を1人決めて、一貫性のあるデザインプランを組み立てることをおすすめします

軒下での動作を具体的にイメージして、軒の深さを決める

軒下での動作例は以下のとおりで、動作の内容に応じて軒の深さを決めると、より利便性の高い住宅となります

  • 自転車を置きたい:自転車の数にもよりますが、軒の深さを1〜2mほどにすると動作しやすい。
  • 駐車場から軒下を通って玄関まで移動したい:軒の深さを2〜3mほどにすると、天候を気にせず移動できる。
  • 洗濯物を干したい、お子さまの遊び場・DIYの作業場などに使いたい:軒の深さを3mほどにすると、天候を気にせず活用できるスペースとなる。 など

軒を出す方角・周辺環境から採光を具体的にシミュレーションして軒の深さを決める

軒を出す方角が決まったら、1日の採光シミュレーション、夏・冬の採光シミュレーションを施工業者に依頼しましょう。

夏は太陽の高度が高く、冬は太陽の高度が低いため、一般的には軒の深さが3m以内であれば、夏に日射熱を適度に遮り、冬に自然光を適度に採り入れる室内環境を実現できます

また室内に差し込む自然光の範囲・量に応じて、インテリアの配置を調整することも可能です。

軒天のデザインにもこだわる

軒天とは、軒を見上げたときの、天井部分のことです。

住宅の外観デザインがシンプルな場合は、軒天のデザインで外観の印象が大きく変わります

また、軒天に明るい色を採用すると住宅が大きく見える効果もあるため、ぜひ軒天のデザインにもこだわってください。

 

軒下の用途・立地・周辺環境などに応じて最適な軒の深さが変わるため、次に軒の深い家のメリット・デメリットも紹介します。

軒の深い家のメリット・デメリット

軒の深い二階建ての家の外観|茨城の注文住宅実例

「軒は深いほど便利」というイメージがありますが、軒が深いことで生まれるデメリットもあります

軒の深い家のメリット・デメリットを確認して、マイホームプランに役立てていただけると幸いです。

軒の深い家のメリット
  • 夏に日射熱を遮り、冬に適度に自然光を採り入れられるため、冷暖房効率の向上を期待できる。
  • 紫外線・雨風を防げるため、外壁の劣化を抑えられる。
  • 紫外線・雨を気にせずに作業をする、物を置くなどが可能。
  • 外観デザインに個性が生まれ、高級感・重厚感などの演出も可能。
  • 外からの視線が室内まで届きづらくなるため、カーテンを開けて開放的な暮らしを楽しめる。

 

軒の深い家のデメリット
  • 軒が深いほど高額。
  • 居住スペースが狭くなるケースがある。
  • 周辺環境によっては(背の高い建物に囲まれている、住宅が密集しているなど)、採光を確保しづらい。
  • バランスの良い外観デザインを考案するのが難しい。
  • 軒の深さが1m以上の部分は「建築面積」とみなされるため※、固定資産税額に影響する。

※〈参考〉建築基準法施行令第二条1項二号

 

最適な軒の深さは、住宅1軒ごと・軒を出す位置ごとに検討する必要があります。

ぜひバリエーション豊かな住宅施工実績、高度な設計・施工技術を持つ施工業者を厳選して要望を伝え、軒の深さに対するアドバイスを受けて下さい

 

茨城県全域でマイホームづくりを依頼する施工業者をお探しの方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。

ノーブルホーム粋(SUI)は、高度な設計・施工技術を必要とする和の伝統的な住宅建築にも対応可能です

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軒の深い家・軒のない家の日当たりの違い|軒の深さごとの軒下の使いやすさ

軒の深い二階建ての家の外観|茨城の注文住宅実例

ご家族のマイホームに最適な軒の深さを検討していただくために、最後に軒の深い家・軒のない家の日当たりの違いも紹介します

日当たりは地域や周辺環境に左右されるため、参考としてご確認ください。

(南向きの軒下を想定して紹介します)

軒の深さ 日当たり・軒下の使いやすさの違い(南)
軒なし ・直射日光が当たる時間が長く、日射熱のエネルギーも高いため、冷暖房効率が低下する可能性がある。
・窓周辺の内装・家具が日焼けしやすく、劣化が早くなる。
・窓周辺の外壁に汚れが付着しやすく、劣化が早くなるケースもある。
1mほど ・軒が無いよりは直射日光・日射熱を遮る。
・窓の近くで快適に過ごせる時間帯が限られる。
・軒下で紫外線・雨を防ぐのは難しい。
・雨風が窓・外壁に当たるのをある程度防げる。
2mほど ・直射日光・日射熱を適度に遮る。
・時間帯によっては軒下で直射日光を浴びずに過ごせる。
・雨風が窓・外壁に当たるのを防げる。
3mほど ・直射日光・日射熱を遮り、冬はやわらかい自然光が適度に室内に入る。
・紫外線・雨を気にせずに軒下で過ごせる。
・雨風が窓・外壁に当たるのを防げる。

 

採光の確保が難しい立地に住宅を建築する場合には、耐久性の高い外壁材・内装材を採用したうえで、あえて軒なし・軒の短い設計を選択することも可能です。

 

耐久性の高さにこだわってマイホームづくりをする場合には、劣化等級を指標にしてプランを組み立てる方法があります

〈関連ページ〉劣化対策等級3の木造住宅|特徴、劣化対策等級1・2・3の違い、メリット・デメリットを解説

 

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高度な設計・施工技術をもとに、ご家族にとって最適なプランを提案いたします

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まとめ

軒の深い二階建て・平屋の外観実例、おしゃれな外観デザインのポイントなどを紹介してきました

軒の深い家には多くのメリットがありますが、最適な軒の深さは住宅1軒ごと・軒の位置ごとに違います。

今回紹介した情報を、ご家族にとって最適な住環境を実現するマイホームづくりに、活用していただけると幸いです。