自宅のお風呂を露天風呂・半露天風呂にするデメリットと解消法|メリット、開放感のあるお風呂の施工例も紹介
※本コラムは、広く一般的な情報提供を目的としており、弊社のサービスに限らず、多くの方にとって役立つ内容を意識して執筆しています。
詳細なご相談や専門的なアドバイスが必要な場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
ご自宅のお風呂を露天風呂・半露天風呂にすることを検討中で、「デメリットがあるなら前もって把握し、できるだけデメリットを解消したい」とお考えの方が多いのではないでしょうか。
そこで今回は茨城県全域で伝統的な「和」の住宅を建築しているノーブルホーム粋(SUI)が、露天風呂・半露天風呂のあるマイホームづくりで後悔しないための情報をお伝えします。
旅館や温泉施設でしか体験できない露天風呂・半露天風呂での贅沢な時間をご自宅で毎日味わう暮らしを実現するために、ぜひ最後までごらんください。
自宅のお風呂を露天風呂・半露天風呂にするデメリット、デメリット解消法
露天風呂・半露天風呂は、自然を感じながら心身ともに癒せる魅力的なお風呂ですが、ご自宅に設置する場合には以下のようなデメリットがあります。
- 内風呂の設置が必須で、露天風呂・内風呂どちらも設置するスペース・費用が必要
- 露天風呂・屋外との仕切りがない半露天風呂の場合、内風呂よりも掃除やメンテナンスの手間がかかる
- プライバシーの確保が難しい
- 施工内容によって設置費用が高額
- ご近所トラブルが発生する可能性がある
- 水道光熱費が高額になる可能性がある
- 季節や天候によっては入浴できない
露天風呂・半露天風呂には上記のようなデメリットがあるため、「無理なく使い続けられるかどうか」を慎重に検討する必要があります。
各デメリットの解消法を紹介します。
露天風呂・内風呂どちらも設置するスペース・費用が必要
天候・季節・時間帯に関係なく使い勝手が良いのは内風呂なので、内風呂の設置を優先して露天風呂を検討することをおすすめします。
また「露天風呂キット」といった、後から手軽に露天風呂を設置できる商品もあるため、新築時には「露天風呂の設置スペース・水道配管・排水溝」のみ確保しておき、新築後に本格的なプランを組み立てる選択肢もあります。
露天風呂を設置するスペースの候補は、以下がおすすめです。
- 中庭
- 屋上
- インナーテラス内 など
中庭のデザイン・施工例を、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉和風・和モダンの中庭実例|中庭・坪庭の違い、中庭のメリット・デメリット、デザインのポイントを解説
内風呂よりも掃除やメンテナンスの手間がかかる
露天風呂・半露天風呂は「紫外線による劣化」「大気中の汚れ・落ち葉・虫などの飛来物が排水溝に詰まる」などのトラブルが起きやすいため、以下の対策を検討しましょう。
- 入浴時以外は浴槽をカバーで覆う
- 庭に露天風呂・半露天風呂を設置する場合は東屋の中に設置するなど、屋根をつける
- 屋根のある半露天風呂を選択して、屋外との仕切りも設ける
- 露天風呂・半露天風呂をネットで囲う
- 冬に水道管が破裂しないように対策する など
プライバシーの確保が難しい|露天風呂・半露天風呂設置に適している場所
周辺に建物・人の目がある環境でも安心して露天風呂・半露天風呂を使えるように、以下の対策を検討しましょう。
- 露天風呂・半露天風呂からの景色が空のみとなるように、フェンス・塀を設置
- 人の視線・建物がない方角に向けて露天風呂・半露天風呂を配置
施工内容によって設置費用が高額になる
露天風呂は、基本的にはオーダーで製作するため、予算を明確に決めずに要望を詰め込んでプランを組み立てると、高額になるケースがあります。
そのため、施工業者に予算を明確に伝えたうえで、優先順位を決めてプランを組み立てましょう。
【優先順位の例】
- 浴槽にこだわりたい
- 屋根は必須 など
特に、以下のようなプランは費用が高額になりやすいため、注意が必要です。
- 水道配管・排水溝を新しく設置する場合
- 浴槽の材質・大きさ・形状などについて複雑なオーダーをする場合 など
ご近所トラブルになる恐れがある
住宅地で露天風呂・半露天風呂を設置する場合は、「話し声・水の音など音のトラブル」のほか、「入浴の様子が目に入るのが不快」といったクレームも想定できます。
そのため、住宅地では屋外との仕切りを設けた半露天風呂を選択することをおすすめします。
水道光熱費が増加する
露天風呂・半露天風呂は外気の影響で冷めやすいため、内風呂よりも足し湯・追い焚きのコストが高いことを、ある程度受け入れる必要があります。
そのうえで、以下のような対策を参考に、無駄なコストを抑えながら快適に入浴できる仕様を検討しましょう。
- 保温性の高い浴槽を選択する
- 屋根・囲いを設置する
- 省エネ性能の高い給湯器を選択する
- 半露天風呂の場合は浴室全体の断熱性を高める
季節や天候によっては入浴できない場合がある
露天風呂・半露天風呂は、雪・雨・風・低温・紫外線など、季節や天候によって入浴できない日があることを想定できますよね。
また屋根・屋外との仕切りがある半露天風呂を選択する場合も、外気温の影響を受けやすいため入浴が困難な場面があります。
そのため、内風呂の設置は必須です。
露天風呂・内風呂どちらも設置するのが難しい場合は、室内にシャワースペースのみ設ける方法もあるので、検討することをおすすめします。
茨城県で「和」の暮らしを楽しめる住宅を検討中の方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。
ご要望を丁寧に伺い、日本の伝統的な造形美を取り入れた機能性の高いプランを提案いたします。
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自宅のお風呂を露天風呂・半露天風呂にするのが難しい場合のアイデア
ご自宅に露天風呂・半露天風呂を設置する場合には、多岐に渡る視点でデメリットを解消しながらプランを組み立てる必要があるため、「露天風呂・半露天風呂は難しい...」と感じた方もいらっしゃると思います。
ご自宅のお風呂を露天風呂・半露天風呂にするのが難しい場合は、以下のようなアイデアを組み合わせることで毎日の入浴タイムを特別なものにできるため、ぜひ参考にしてください。
- 窓のサイズ・位置を工夫
- 在来工法のお風呂を選択し浴槽にこだわる
- 在来工法でお風呂の内装にもこだわる
- お風呂から見える景色を工夫して造作
窓のサイズ・位置を工夫
内風呂に設置する窓のサイズ・位置を工夫すると、露天風呂・半露天風呂で過ごす時間と同様に、自然と一体になった感覚を得られます。
- 浴槽から景色・空が見える位置に窓を設置。天窓を設置する方法もある。
- 借景をできる方角に窓を設置
在来工法でお風呂の浴槽にこだわる
「在来工法」とは、お風呂の空間にユニットバスをはめ込む工法ではなく、「オーダーメイドでお風呂を作る工法」のことです。
在来工法のお風呂に、露天風呂・半露天風呂でイメージしている浴槽を設置することで、入浴タイムの満足度が格段にアップします。
【例】
- ジャグジー
- 五右衛門風呂
- ヒノキ風呂
- 岩風呂 など
在来工法でお風呂の内装にもこだわる
在来工法の場合は、お風呂の内装も自由に造作可能です。
自然を感じられる内装のお風呂にすることで、露天風呂・半露天風呂で感じる「癒やし」が生まれる空間づくりが可能です。
【露天風呂・半露天風呂をイメージした内装例】
- 内装材に木・石・コルクなどを採用
- 温泉のような洗い場を造作
- お風呂の中に坪庭をつくる など
ご自宅の内装に無垢材を取り入れるメリット・デメリットを、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉おしゃれな木の家の施工事例|メリットとデメリットもあわせて紹介
お風呂から見える景色を工夫して造作
「お風呂に窓を設置し、窓の外を坪庭にして周辺の建物から見えないように囲う」など、お風呂から見える景色を工夫して、屋外も含めてお風呂空間をつくりあげる方法もあります。
茨城県で上質な「和」の注文住宅をご希望の方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。
多彩なアイデアで、ご家族の希望を実現するプランを提案いたします。
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開放感のあるお風呂の施工例
最後に、実際に露天風呂・半露天風呂のような開放感のあるお風呂を実現した施工例を紹介するので、参考にしていただけると幸いです。
半露天風呂
こちらは、テラスのある半露天風呂の施工例です。
窓を開け、自然の心地よい風を感じながら入浴できますね。
借景を楽しめるお風呂
こちらは、浴槽の正面に窓を設置し、借景を楽しめるお風呂の施工例です。
毎日の入浴タイムが、四季の移ろいを感じられる贅沢な時間となります。
坪庭のあるお風呂
こちらは、小さな坪庭を設けたお風呂の施工例です。
木製浴槽の柔らかな質感を感じながら、和の空間が放つ特有のくつろぎを感じられます。
タイル貼りのお風呂
こちらは、タイルと間接照明が静謐な美しさを演出しているお風呂の施行例です。
タイルは貼り方によって印象が大きく変化しますが、こちらのお風呂は通し目地(目地をずらさず整列してタイルを貼る方法)を選択したことで、洗練された空間となりました。
通し目地は、目地汚れの掃除をしやすい点も魅力です。
ノーブルホーム粋(SUI)には、今回紹介しきれなかった施工例がまだたくさんあります。ぜひごらんください。
茨城県で高いデザイン性・機能性を持つ注文住宅をご希望の方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。
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まとめ
ご自宅のお風呂を露天風呂・半露天風呂にするデメリットと解消法を紹介してきました。
露天風呂・半露天風呂は非日常を味わえる空間ですが、日常のお手入れなどの面から「無理なく使い続けられるか」を想定して設置を決める必要があります。
また、内風呂にも非日常を味わえる演出を加えられるため、ご家族の充実した生活をつくり出すお風呂のスタイルを検討していただけると幸いです。