おしゃれな木の家の施工事例|メリットとデメリットもあわせて紹介
独特の温かみや素材としてのメリットなど、さまざまな魅力をもつ木の家。木造住宅は日本で最も多く用いられる建築方法で、家を建てる際には有力な選択肢になります。将来、木の家を建てたいと考えている方も多いかもしれません。
家づくりを成功させるためには、木の家がもつ魅力だけでなく、デメリットなど、さまざまな面を知っておくのが大切です。
そこで、本記事では、木の家がもつ特徴やメリット、デメリット、さらにはおしゃれな木の家の施工事例を紹介します。「本当に木の家を選んで良いのだろうか」と悩んでおられる方はぜひ参考にしてみてください。
目次
木の家とは?
「木の家」とは、主要部分の構造が木でできている、いわゆる「木造」といわれる住宅です。日本では最もお馴染みの住宅といえるでしょう。ひとくちに木造といっても、木造軸組工法の家や2×4(ツーバイフォー)に代表される木造枠組壁工法の家、ログハウスなど、種類はさまざま。木の家がもつ特徴は次の通りです。
木の家の特徴
メリット | デメリット |
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また、木造住宅以外でも、外壁や内装が木を中心に作られていれば、木の家と呼ばれる場合があります。ただ、見た目が木の家でも構造が鉄骨造やRC造の場合、上記の特徴には該当しません。
木の家に使われる木材の種類と特徴
木の家で使用される木材はある程度種類が決まっており、それぞれ異なる性質をもっているため、目的に応じて使い分けられています。木の家で使われる主な木材の種類と特徴は以下の通りです。
木材の名前 | 特徴 | 使われる場所 |
ヒノキ |
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見た目が美しく、高価なため、柱などの目立つ場所に使われる場合が多い。 |
スギ |
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梁や桁などの構造部に多く使われる。 |
ケヤキ |
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頑丈で見た目も重厚なため、昔から大黒柱など重要な部位に使われてきた。 |
ブナ |
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曲げ加工がしやすいため、家具にも多く使用される。 |
ウォルナット |
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フローリングや家具などにもよく使われる。 |
木の家のメリット
木の家には、見た目の美しさや温もりはもちろん、生活していく上でも、快適に暮らせるさまざまな利点をもっています。木の家のメリットは主に次の4つです。
- 夏は涼しく冬は暖かい
- 調湿効果がある
- 耐久性が高い
- 断熱性が高い
ここからは、木の家がもつメリットの詳細を解説していきます。
夏は涼しく冬は暖かい
夏は涼しく、冬は暖かく過ごせて、一年を通じて快適に生活できるのが木の家の特徴です。木は鉄やコンクリートに比べて熱伝導率が低く、湿気の吸収性・放出性も高いため、年間を通して住宅の温度と湿度を一定に保ってくれる性質があります。夏の日差しや冬の冷気から家を守ってくれる木材は、季節による寒暖差の大きな日本において、優れたメリットをもつ建材なのです。
調湿効果がある
優れた調湿効果をもっているのも木の家のメリットです。木材は湿度が高いと湿気を吸収し、逆に乾燥していると吐き出す性質をもっています。家の中の湿度を自動的に調節して一定に保ち、湿気によるカビの発生を抑えて、住宅を快適で衛生的な環境へと整えてくれるのです。木材は、高温多湿な日本の気候に最適な素材といえるでしょう。
耐久性が高い
耐久性の高さも木の家がもつメリットの1つ。木材には、他の建材と比べて弱そうなイメージもありますが、実は耐久性に優れており、鉄骨やコンクリートを超える強度をもっているのです。
特に引っ張る力(引張比強度)や押される力(圧縮比強度)に対する強度が高く、引張比強度では鉄の4倍、コンクリートの225倍、圧縮比強度は鉄の2倍、コンクリートの9倍とされています。木の家は、地震や台風などの災害時にも比較的安心して住める住宅といえるでしょう。
断熱性が高い
断熱性の高さも木の家がもつ大きなメリットです。木材は熱を伝えにくい性質があるため、床や壁、天井などに使用すると、外気温の影響を受けにくくなり、住宅全体の断熱性向上が可能です。
木は熱伝導率が1/10、1/500なので、外気の影響を受けにくいといわれており、一年を通して室温を一定に保ってくれます。家の冷暖房使用も抑えられるため、光熱費の節約にもつながるでしょう。
木の家のデメリット
さまざまな優れたメリットをもつ木の家ですが、良い部分ばかりではなく、一方ではデメリットも存在します。木の家のデメリットは主に次の3つです。
- カビやシロアリが発生するリスクがある
- 施工会社の力量が品質に影響しやすい
- 経年変化する
木の家がもつデメリットの詳細をみていきましょう。
カビやシロアリが発生するリスクがある
カビやシロアリの被害に遭いやすいのが天然木材のもつデメリットの一つです。温度と湿度が一定に保たれる状態は動物や虫にとっても居心地がよく、注意が必要なこともあります。
木の家で暮らすなら、定期的なシロアリ点検や薬剤散布を行うのがおすすめです。また、木材の種類や周囲の環境によってはカビが生えるケースもあるため、普段から換気などの湿気対策にも気をつけましょう。
施工会社の力量が品質に影響しやすい
木の家は、他の建築方法と比較して、確かな技術とノウハウが求められるため、施工業者や職人によって出来上がる住宅の品質が左右される傾向にあります。木造住宅を建てるなら、施工会社選びは慎重に行わなければなりません。
業者を選ぶポイントはこれまでの実績です。経験豊富な会社なら、技術、ノウハウともにそろっているため、安心して家づくりを任せられるでしょう。ノーブルホームの住宅着工棟数は8年連続茨城県No.1。茨城県で木の家を建てるなら、ぜひノーブルホームの粋にお任せください。
経年変化する
木材は鉄やコンクリートと異なり自然素材のため、風や紫外線に晒され続けると、年数を経るごとに色や風合いが変化していきます。ただ、経年変化が悪いと見るかは人それぞれです。
木造住宅がもつ魅力の1つであり、木の家に住むなら変化を楽しめば良いと考える人がいる一方で、どんどん見た目が古くなっていくと感じる人もいます。劣化と捉える人にとっては経年変化もデメリットの1つになるでしょう。
おしゃれな木の家の施工事例2選
ここまで、木造住宅のメリットやデメリットを解説してきましたが、ここからは、実際にノーブルホームの施工事例とともに、木の家がもつ魅力を見ていきましょう。今回は、おしゃれな見た目が特徴の2件を紹介していきます。
数寄屋門のある平屋
まるで旅館のような和風の外観に加え、エクステリアにもこだわった、数寄屋門のある平屋住宅。
数寄屋とは、もともと母屋とは別に建てる小さな茶室で、シンプルな佇まいの中に深い美しさをもつ建物です。こちらの住宅も落ち着いた雰囲気の中にさまざまな工夫が凝らされています。
玄関を開けると、イグサの良い香りが漂う畳敷きの和風空間が広がり、本当に旅館にやって来たよう。数寄屋門と住宅の軒先の裏側には、化粧垂木を使用。日本の伝統的な建築技術を活かして、美しい意匠性と質感が表現されています。
日本伝統の照明が映える家
室内から漏れる柔らかな照明の光が優しい雰囲気を醸し出す和風の住宅。日本の伝統や文化に深い興味をもつお施主様の希望により、家の各所に「和を感じるもの」や「和の伝統的なもの」が使われています。
壁紙には、贈答品の箱によく使用される「うるし紙」、茶室の「にじり口」をイメージした書斎のほか、紅色や紫色など日本の伝統色をあちこちに設えました。和風と伝統を大切にしながらも、モダンなアレンジが加えられており、「温故知新」を感じさせるお家です。
まとめ
日本で最も一般的な建築方法である木の家。夏は涼しく、冬は暖かい住み心地の良さが魅力で、他にも調湿効果や耐久性、断熱効果など、多くのメリットをもっています。木の家はデザインの自由度も高く、自分好みのおしゃれな住宅を実現可能です。
ノーブルホームが手掛ける新ブランド「粋(sui)」では、日本の伝統的な感性や美意識を活かした家づくりを提案しています。茨城県で家を建てたいとお考えの際は、ノーブルホームの粋(sui)にご相談ください。