家の間取りおすすめアイデア6選|理想の間取りを決める際のポイントも紹介
自分で自由な間取りを選べるのは注文住宅の大きなメリットです。しかし、初めての家づくりでは、どんな間取りにすればいいか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、注文住宅におすすめな間取りのアイデアや理想の間取りを決めるポイントを紹介します。将来、注文住宅を建てたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
注文住宅でおすすめの間取りアイデア6選
注文住宅で間取りをデザインする際には、次のようなアイデアを取り入れるのがおすすめです。
- 対面型キッチンにする
- リビングから和室に繋げる
- ウォークインクローゼットを取り入れる
- パントリーを取り入れる
- ロフトを取り入れる
- 階段下・床下収納を取り入れる
使いやすくて人気も高いおすすめの間取りアイデア6つをみていきましょう。
対面型キッチンにする
対面型キッチンとは、キッチンから見たときに壁ではなく、リビングやダイニングなど室内の空間を見渡せるように設置された開放的なキッチンです。家族やゲストと会話したり、子どもの様子をみたり、テレビを眺めたりしながら料理できる点が人気を集めています。
最近では、コミュニケーションの取りやすさと実用的な機能性のバランスから、対面型キッチンを設置する住宅も増加中です。キッチンの対面側をバーカウンター風にしたり、前の部分を立ち上げて手元が見えないようにしたりすると使い勝手も良く、おしゃれな空間を演出できるでしょう。
また、配膳のしやすさも魅力の対面型キッチンですが、最近では、さらに動線を重視して、キッチンとダイニングテーブルを並べて配置する間取りもよく使われています。
リビングから和室に繋げる
リビングの隣に和室を設けて、2つの部屋を繋げるのも人気の高い間取りです。リビングと和室の間に、障子やふすまなどをあえて設けず、部屋を開放的に見せて、広く使えるのがメリット。和室は純和風にするのではなく、フチのない畳や明かりを多く取り入れるデザインにシンプルな収納などを設けると、モダンな雰囲気を演出できます。
リビングと和室の床の高さを変えて、小上がりの和室にするのもおすすめです。段差部分を腰掛けにしたり、収納を設けたりできるとさまざまな使い方ができて機能性が高くなります。和室とリビングは完全に一体化させるのではなく、必要な場合には、シェードや扉などを使って仕切りができるようにしておくとさらに用途の幅が広がるでしょう。
ウォークインクローゼットを取り入れる
ウォークインクローゼットやシューズインクローゼットなど、大きめの収納はあると便利で人気も高い間取りです。特に最近は、玄関スペースに土間のウォークインクローゼットを設ける間取りが多くなっています。
下駄箱として活用するだけでなく、ベビーカーや外遊びのオモチャといった子育てアイテム、釣りやキャンプ、ゴルフ、バーベキューで使用する趣味の道具など、さまざまな収納に利用できて便利です。
また、上着やコートを掛けられるスペースを設ければ、花粉やウイルス対策にも効果が期待できます。利便性の高いウォークインクローゼットですが、他の間取りを圧迫してしまう場合もあるため、収納の大きさなどはライフスタイルに合わせて慎重に決めましょう。
パントリーを取り入れる
キッチンのそばにパントリーを設けるのも人気の間取りです。パントリーとは、もともとホテルのキッチンに隣接した配膳室を意味する言葉で、住宅では食器や食材などをしまっておける収納スペースを指します。
キッチンからすぐ手の届く範囲に大容量のパントリーがあれば、食材のストックなどをまとめて収納できるため便利でおすすめです。パントリーには、ウォークインクローゼットのような独立型やキッチンの一角を利用する収納庫など、さまざまなタイプがあるため、生活スタイルに合わせたものを選びましょう。
食品はもちろん、食器や調理器具などのキッチン用品なども保管でき、扉をつければ余計なものを見せずにすっきりとおしゃれなキッチンを演出できます。
ロフトを取り入れる
間取りのなかにロフトを取り入れると、収納スペースを確保でき、部屋を広く機能的に使えるようになります。部屋の上部の空間に設けた天井裏のようなスペースをロフトといい、物置や寝室、洗濯物を干す場所など、さまざまな目的に利用可能なのがメリットです。
なかでも、ロフトは収納スペースとして利用するのに向いています。季節ごとの衣類や家電、普段は出番が少ないものなどはロフトにしまっておくと、室内を広く使えるようになるためおすすめです。
また、上り下りには取り外しできる梯子を使用する方法と固定階段を設ける方法の2種類があるため、ロフトの使用目的や利用頻度を考えてどちらが良いかを決めてください。
階段下・床下収納を取り入れる
階段下や床下などはデッドスペースになりやすい場所のため、収納を取り入れて空間を有効活用するのがおすすめです。扉や引き出しタイプの収納だけでなく、階段下の壁に棚板を取り付けて見せる収納にするのも良いでしょう。
ほかにも、机を設置して書斎スペースとして利用するなど、アイデア次第で無駄になりがちな空間をおしゃれに演出できるようになります。同様に、キッチンや洗面所の床下に収納を設けると、食材や消耗品をストックしておけるため便利です。最近では、和室に床下収納を作ってくれるハウスメーカーもあります。
都市部の狭小住宅など床面積の限られている住宅では、床下は貴重なスペースになるため、積極的に活用方法を探していきましょう。
理想の間取りを決める際のポイント
ここまで、注文住宅におすすめな間取りを紹介してきましたが、実際に自分の家の間取りを決めていくと迷ってしまうケースも多いでしょう。そこで、ここからは間取りを考える際に押さえておくべきポイントを解説します。
間取りの失敗事例を調べる
間取りを考える際のポイントとして、新築住宅での失敗事例を調べるのも1つの方法です。たとえば、以下のような事例が考えられます。
- 収納が足りなかった
- 家事動線が悪くなってしまった
- 仕切りの少ない開放的な設計にしたため来客があると丸見えになってしまう
良いと思った間取りでも実際に生活してみると、さまざまな欠点が見えてくるかもしれません。家づくりをしている人たちの失敗事例を理解すれば、自分の間取り選びにも役立つでしょう。
気になる間取りと「失敗」などで検索したり、住宅会社に相談してみたりすると、実際の失敗事例がわかります。デメリットを知っていれば、事前に対策も可能です。家づくりで後悔したくないのなら、希望する間取りのマイナス面についてもしっかりと考えておきましょう。
間取りを考えながら費用を抑えることも考慮する
理想の間取りを追求していると、予算をオーバーしてしまうケースもあります。希望するプランの実現が難しくなった場合でも、間取りを諦めるだけでなく、ほかの形で取り入れられるよう、費用を抑える方法についても知っておくと良いでしょう。
具体的に予算を抑えて家を建てる方法には、大きく以下の3つがあります。
- フルオーダーではなく、セミオーダー(住宅会社が用意する間取りや仕様のパターンから選択する方法)住宅にする
- ローコスト注文住宅が得意なハウスメーカーに依頼する
- 住宅会社に費用を抑えられる間取りを提案してもらう
家づくりの予算は、間取りだけでなく住宅の設備や性能によっても変わってきます。費用を抑えたい場合は、工夫できる部分がないか、一度、住宅会社に相談してみてください。
まとめ
自由に間取りを決められるのは、注文住宅の大きな魅力ですが、なにを選べばいいのか迷ってしまう方も多いかもしれません。この記事で紹介したおすすめアイデアを参考に、ぜひ自分の理想の間取りを考えてみてください。
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