【注文住宅】和モダンな家の施工事例まとめ|注意点やポイントも
品があって落ち着く和モダンの家は、そこで暮らす人に旅館のようなリラックスムードを感じさせる存在です。そのため、和モダンの注文住宅はセカンドライフを送るミドル〜シニア世代はもちろん、若い世代にも人気があります。
しかしどのようなデザインの和モダンの注文住宅が良いか、ポイントはどこを押さえれば思い描く住まいに近づけるのか、不安な点もあるのではないでしょうか。
この記事では、和モダンの注文住宅を検討している方に向けて、和モダンの家の施工事例とつくる際のポイント、依頼時の注意点などについてご紹介します。
目次
和モダンな家の施工事例3つ
和モダンの注文住宅をつくる際は、参考となる住まいをチェックしておきましょう。
茨城県で和モダンの注文住宅づくりをしているノーブルホーム粋(sui)がお手伝いをした住まいを、3つご紹介します。
庭とアプローチでお客様を楽しませる家
こちらの和モダンの注文住宅は、事務所との併用を想定してつくられています。玄関前に木の格子戸を加えることで、これから別世界に行くような感覚になるのが、こちらの住まいの特徴です。
土間スペースから障子のある空間の間には、濡れ縁を思わせる踏み込みを設置しました。旅館のような佇まいがあり、訪れるゲストからも好評のポイントです。
室内の間仕切りに用いた木の引き戸、さらに床とつながるように広がる畳空間で、自然の気配もたっぷりに。
キッチンはモノトーンを貴重としたシンプルなイメージにして、和とモダンを融合させた住まいとなりました。
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京都の路地を思い起こさせる和モダン住宅
開放的な住まいを実現する際、気になるのは外からの視線です。こちらの住まいでは、玄関前に格子を設置しプライバシーを確保。さらに窓の配置に工夫を加えて、外からの視線が入りにくいように設計をしています。
あえて光が差し込まないようにつくられた玄関周りは、しっとりとした京都の路地を連想させる雰囲気です。一方で、リビングに足を入れれば光がたっぷり。玄関とリビングのギャップを強調することで、くつろぎ空間の明るさをより一層、印象づけます。
畳空間は天井に勾配をつけることで、間接照明からの光に陰影がつく仕様です。明るすぎず和の落ち着いた雰囲気を感じられる空間となりました。
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格子と造作キッチンで木を感じるコの字の平屋
こちらの住まいでは、住宅の顔部分に格子を設置。さらに外周部の窓の数は最小限にすることで、プライバシーを確保しています。「おこもり感」のある和モダン住宅のご紹介です。
外周の窓を少なくする代わりに、中庭に面した部分には大きな窓をたくさん設置しています。中庭の景色を家のどこにいても楽しめるのが、こちらの注文住宅の魅力です。
内装も和モダンをイメージして、自然素材をふんだんに。キッチンのボディは栗の木を使用して、和のイメージが色濃くなるよう演出しています。
>「格子と造作キッチンで木を感じるコの字の平屋」の施工事例はこちら
和モダンな注文住宅を依頼する際のポイント
住まいに「和モダン」のポイントをたくさん取り入れることで、理想の和モダンの注文住宅に近づけます。
では、和モダンのポイントとはどのような内容なのでしょうか。和モダンの注文住宅づくりをする際、住宅会社に伝えておきたいポイントの内容について、ご紹介します。
和モダンな外観にする
他のテイストの住宅にはない趣きや粋な印象を、和モダンの注文住宅は持っています。内装はもちろん、外観にも和モダンのイメージを加えましょう。
和モダンな外観とは、たとえば和風住宅には欠かせない石畳や漆喰の白壁などが挙げられます。
その他にも、瓦屋根や長めの軒・庇なども、和のテイストを感じさせる要素です。
数寄屋づくりを選択して和のイメージを住宅全体で捉えながら、屋根の形状は片流れ屋根や陸屋根にするのも良い方法といえます。
片流れ屋根・陸屋根は住宅にモダンな印象を与える屋根のデザインです。外壁や外構で和の印象を整えながら住宅の形状は現代風にすることで、洗練された和モダンのイメージに近づけます。
配色を和モダンに寄せる
配色を和モダンに寄せることも、和モダンの注文住宅をつくる上で大切なポイントです。
和モダンをつくる配色に、明るいパステルカラーやカラフルさはほとんど使用しません。落ち着いたアースカラーや白・黒などを基調とし、自然を思わせる緑や渋さを与えるえんじ色などを加えるのが、和モダンのスタンダードな配色です。
また、使用する素材にも着目してみましょう。
土壁や漆喰、竹や和紙や畳など、なるべく自然を連想させる要素を加えるのが、和モダンの注文住宅のポイントです。これらの素材を使い配色バランスを整えることで、和モダンの雰囲気たっぷりの住まいに近づけるでしょう。
和モダンはインテリアも意識する
和モダンの注文住宅づくりを完成させるには、インテリアも重要な要素です。
ソファーやダイニングテーブルなど、西洋の家具にも和の落ち着いたイメージを取り入れてみましょう。たとえば、木や竹などの自然素材を十分に使用した家具は、西洋の家具であっても和の気配を感じられる存在となります。
また、背の低い家具は空間の圧迫感をなくし、和モダンに欠かせないリラックスムードを強める存在です。家具を選ぶ際は、背の低さを注視すると良いでしょう。
そのほかにも、障子や畳など和風住宅に欠かせないインテリアを取り入れることも、和モダンの注文住宅づくりで忘れたくないポイントといえます。
和モダンな注文住宅を依頼する際の注意点
和モダンの注文住宅を依頼する際、ついデザインばかりに意識が向いてしまうかもしれません。
思い描く和モダンの注文住宅を実現するために、和モダン住宅づくりの注意点についても、押さえておきましょう。
防音性や断熱性を重視する
和モダンの住宅は高い天井やゆるいつながりがある間取りなどが特徴です。これらの要素は、住まいに解放感を与えます。
しかし解放感のある住まいは、防音性や断熱性が低くなってしまいがち。防音性・断熱性をおろそかにすると、冷暖房の稼働効率の悪さや音の響きが気になり、生活のしにくさを感じてしまうかもしれません。
断熱材をしっかり入れることや窓の性能を高めることなど、音や熱が流れにくい構造についてプランナーと相談することが大切です。
一般的な家よりもコストが高くなることを理解する
和モダンの注文住宅は、無垢材や漆喰など天然素材を使用するケースが多くあります。天然素材は材料費が高く、施工の際は技術力が必要です。そのため和モダンの注文住宅は一般的な注文住宅より、コストが高くなる傾向にあります。
予算の上限を超えないように、住まいづくりにおける優先順位をつけた上で、和モダンの注文住宅をプランニングしましょう。
また、費用を抑えて和モダンの注文住宅を実現できるアイデアについても、住宅会社に聞いておくと安心です。
住宅会社選びは慎重に
漆喰の外壁や珪藻土の室内壁、こまかい装飾や坪庭のデザインなど、和風モダンの注文住宅には施工技術が求められます。
現在では、和風建築を手がけている職人は減少傾向にあります。そのため、信頼できる技術と実績がある住宅会社や工務店などを選ぶことが、和モダンの注文住宅ではとくに重要です。
まとめ
和モダンの注文住宅が持つどこか落ち着く雰囲気や旅館のような佇まいは、人をリラックスさせてくれます。
シニア・ミドル世代だけでなく子育て世代や若い世代も、心もからだも解きほぐしてくれる和モダンの注文住宅を、ぜひ検討してみてください。
茨城県で和モダンの注文住宅を希望する方は、ぜひノーブルホーム粋(sui)にご相談ください。
日々が豊かになり帰ってくるのが楽しくなるような住まいづくりをご提案します。