【事例あり】和の家の特徴・メリットを解説
和の家とは、和風の雰囲気を強く感じられる住まいを指します。昔ながらの和の家には、現代の洋風住宅にはないメリットが豊富です。
そのため暮らしやすさや快適な生活を求める方が、和の家を選択するケースも増えてきています。
この記事では、和の家の計画に迷っている方に向けて和の家の特徴やメリット、外観・内観についてご紹介します。
「ステキな住まいを求めたい」「リラックスと高級感が両立する住まいが欲しい」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
和の家とは?
和の家とは、日本の趣や文化が多く取り入れられた住まいを指します。具体的には、瓦屋根や縁側、床の間のある住まい、障子や襖や広い土間がある家などが、和の家と呼べるでしょう。そのほかにも、畳や塗り壁の家も和の雰囲気が強く、日本の昔ながらの住まいといえます。どこか懐かしく日本らしさを残した和の家は、近年では見かける機会が減ったかもしれません。しかし穏やかな雰囲気やリラックスできる暮らしを求める方は、住まいのデザインに「和」を取り入れることが多い傾向にあります。
和の家の特徴とメリット
和の家には、下記内容の特徴やメリットがあります。
- 自然素材が多く癒し効果がある
- 調湿機能に優れている
- 遮音効果が優れている
これらの詳しい内容について、見てみましょう。
自然素材が多く癒し効果がある
和の家はたくさんの木材を使用して作られます。暮らしの中で木の息づかいを感じられるため、家にいても開放的な雰囲気を味わえるでしょう。
また、和の家に欠かせない畳にも、リラックス効果が期待できます。い草の香りは気持ちをほぐし、優しい足触りは心地良さを感じさせてくれるでしょう。障子やふすまの和紙も、住む人を癒す存在です。和紙を通した光は優しく、空間に穏やかな明るさを与えてくれます。
このように、和の家には自然素材が豊富です。家でゆったりと過ごしたい人にとって自然素材を多く使用した和の家は、相性が良いといえます。
調湿機能に優れている
調湿機能とは、空気中の余分な水分を吸い、必要な際には水分を放出する機能のことです。和の家で使われることの多い木材や塗り壁、畳は調湿機能に優れています。
また、和の家の建具はふすまや引き戸などがメインです。開け閉めがしやすい建具があることで、空気を入れ替える頻度が増やせる点も、和の家が調湿機能に優れている理由のひとつといえます。
梅雨時のじめじめした空気やまとわりつくような夏の湿気も、和の家では軽減されるでしょう。
遮音効果が優れている
和の家で使われる畳は、ふかふかと柔らかな踏み心地です。そのためフローリングの床に比べて足音が響きません。
階下や隣の部屋の生活音を気にすることなく過ごせるため、暮らしにおけるストレスが軽減できるでしょう。
【外観】和の家の事例
ここからは、和の家の事例についてご紹介します。和の家を作る際は、内装はもちろん外装もこだわりたいポイントです。
印象的で高級感を与える和の家の外観について、見てみましょう。
銅板屋根が美しい和の邸宅
凛とした雰囲気が漂うこちらの和の家は、細部までこだわりぬいてつくられています。大きな入母屋屋根と合板の下屋は、見る人に重厚感を与えるのに、充分な役割を果たす存在です。
玄関扉の脇に設置された鎖樋も、日本住宅らしい趣を演出するのに役立っています。
玄関に立てば思わず背筋が伸びてしてしまうようなキリリとした佇まいですが、中に入れば木の空気感がたっぷり。豪華な雰囲気の外観とは違うリラックスできる優しい印象の内装に、訪れた際はつい長居をしてしまいそうです。
造作のキッチンと浴室が際立つ邸宅
こちらの和の家では、屋根のデザインに切妻屋根と一文字瓦を採用しています。直線的なラインが美しく、隙がない印象に高級感を感じさせる外観です。
扉の色は外壁と少しずらして濃い色を選択。玄関扉が外観のアクセントとなり、華やかさを加える役割を果たしています。
小上がり和室と格子のある伸びやかな平屋
こちらの和の家では、玄関扉を目隠しするように格子を設置。玄関を開けても中が見えないため、プライバシーが守れます。
また、格子のデザインは住まいの外観のアクセントとしても際立つ存在です。一手間加えたこの工夫が、和の家にモダンな印象とオリジナリティを演出しています。
【内観】和の家の事例
ここからは、和の家の内観について見てみましょう。和の家を計画する方は、ぜひインテリアの参考にしてください。
深い軒が外とつながる平屋
吹き抜けの明るい天井と、大きな窓でたくさんの光を取り込んだ和の家のご紹介です。
キッチンまわりの壁を暗めに設計し、天井はキッチン周りの家具と合わせた色を選択。換気扇があるほうの壁にはレンガデザインも加えて、キッチン全体にモダンな雰囲気を実現しました。
窓の外には、大きな軒があり外と中との境界線を曖昧に。ダイニング側の席では軒と壁に囲まれた、心地よい「おこもり感」を堪能できます。
日本伝統の照明が映える家
こちらの住まいでは、和の家らしい照明計画を実現しました。間接照明が効果的に設置されており、木の雰囲気たっぷりな住まいを神秘的に照らします。
中でも、土間に設置されたフォーカルポイントの照明は、見る人に強い印象を残す存在です。飾られた季節の植物が上から照らされることで、より活きいきとした力強さを見せます。
数寄屋門のある平屋
こちらの住まいでは、数奇屋を設置しています。数奇屋とは、母屋とは別に造られた小さな茶室のことです。丸い障子窓からわずかな光が入り、無駄を削ぎ落とされた数奇屋らしい出立ちに風情を感じます。
玄関を上がるとすぐに畳である点も、こちらの住まいの魅力です。疲れて帰宅後、畳の優しい気配に触れることで、こわばった心も体も解きほぐされていきます。
まとめ
和の家には、暮らしやすさを実現するさまざまなメリットがあります。そのため、近年ではファミリーや若い世代の方でも和の家を求めるケースが増えている傾向です。
マイホーム計画を検討している方は、ご紹介した内容を元に、和の家も選択肢に含めてみてはいかがでしょうか。
ノーブルホーム粋(sui)は、茨城で和モダンの邸宅を求める方のお手伝いをしています。ご紹介したような心地良くリラックスができる住まいを実現したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。