「モダンな住宅×枯山水の坪庭」のおしゃれな事例|枯山水のつくり方、坪庭のメリット・デメリットなど解説

「モダンな住宅×枯山水の坪庭」のおしゃれな事例|茨城県の注文住宅

自宅に枯山水の坪庭をつくりたいけど、デザイン・植物選びなどで失敗したくない」「モダンな住宅に枯山水の坪庭が調和するかわからない」とお悩みの方が、いらっしゃると思います。

そこで今回は、茨城県全域で和の伝統的なデザインを取り入れた住宅を建築しているノーブルホーム粋(SUI)が、モダンな住宅に枯山水の坪庭をつくった事例、坪庭のつくり方を紹介します。

坪庭を眺めながらティータイムを楽しめるような、ゆったりとした時間が流れる暮らしを実現するために、ぜひ最後までごらんください。

 

「モダンな住宅×枯山水の坪庭」のおしゃれな事例

「モダンな住宅×枯山水の坪庭」のおしゃれな事例|茨城県の注文住宅

枯山水の坪庭には1つとして同じデザインはないため、たくさんの事例を見てご自身が表現したい世界観を明確にする必要があります。

そこではじめに、モダンな住宅に枯山水の坪庭をつくった事例を確認しましょう。

和モダンのリビングから枯山水の坪庭を眺める住宅

こちらは、室内空間が自然と外に広がるデザインのモダンな住宅で、リビング・ダイニングから眺められる位置に坪庭をつくりました

昼は植物の生命力、夜は静かに影を落とす植物の風情を楽しめる坪庭です。

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枯山水の坪庭を囲む和モダンの住宅

こちらは、枯山水の坪庭をロの字に囲んだ事例です

格子を設置しているため、外から住宅内部をのぞかれる心配がなく、防犯性の高い坪庭です。

〈関連ページ〉坪庭を眺める和モダンの家

 

玄関・リビング・浴室から、坪庭の景観を楽しめます。

 

〈関連ページ〉坪庭を眺める和モダンの家

玄関アプローチに枯山水の坪庭をつくったモダンな住宅

こちらは、玄関アプローチにコの字型の空間をつくり、坪庭を設けた事例です

坪庭いっぱいに枝が広がるサイズの植物を選び、森の中で過ごしているような感覚を味わえる景観となりました。

〈関連ページ〉環を描く和の家

 

プライバシーを守りながら美しい外観をつくるために、腰から上の位置に格子を設置して、坪庭の一部を露出させています。

「モダンな住宅×枯山水の坪庭」のおしゃれな事例|茨城県の注文住宅

〈関連ページ〉環を描く和の家

和風旅館のエントランスを思わせる枯山水の坪庭

こちらは、「枯山水の坪庭」「雪見障子をイメージした地窓」をかけ合わせ、住宅の顔である玄関のデザインを丁寧に組み立てた事例です

土間が広く建具のないモダンな玄関と、枯山水の景観が調和しています。

〈関連ページ〉中庭から光を採り込む家

 

玄関に坪庭を設けた事例を、こちらの記事で確認できます。

〈関連ページ〉小さな坪庭のある玄関事例|失敗しない坪庭づくりのポイント、和風・洋風のレイアウトの違いも解説

濡れ縁で枯山水の坪庭の風情を楽しめるモダンな住宅

こちらは、住宅のどこからでも坪庭にアクセスできる・濡れ縁で坪庭の景観を楽しめる住宅事例です

こちらの坪庭につくられた築山は空間に変化を生み出す要素で、坪庭に名園のような意匠性を加えています。

〈関連ページ〉住宅街の中でも静寂を感じられる邸宅

 

こちらの記事で、縁側のある住宅事例を確認できます。

〈関連ページ〉縁側の室内(くれ縁など)・屋外(濡縁など)の種類|廊下との違い、メリット・デメリット、おしゃれな事例

 

ノーブルホーム粋(SUI)には、今回紹介しきれなかった住宅事例がまだたくさんあります。ぜひごらんください。

 

事例を見ることで、モダンな住宅・枯山水の坪庭が調和し、唯一無二の住宅デザインが生まれることを実感していただけたのではないでしょうか。

ただし、「枯山水」はデザインをつくり込まないと実現が難しいため、ここからは枯山水の坪庭づくりに失敗しないための情報を紹介します

 

茨城県全域で、日本の伝統美を取り入れた住宅建築をご希望の方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。

高度な設計・施工技術と柔軟なアイデアで、理想の住宅づくりをサポートいたします。

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※当社は過度な営業を一切行っておりません。ご安心ください。

 

枯山水・坪庭とは|坪庭と中庭の違い、坪庭のメリット・デメリット

「モダンな住宅×枯山水の坪庭」のおしゃれな事例|茨城県の注文住宅

枯山水・坪庭には一定の定義があるため、改めて確認し、美しい枯山水の坪庭を実現しましょう

枯山水とは

枯山水とは、日本庭園の様式の1つです。

水を使わずに、以下の要素を組み合わせて山・水を表現することで、枯山水が完成します

  • 山の要素:植物・石・岩・土・砂などで、山野にある自然物をあらわす
  • 水の要素:砂で描く「砂紋(さもん)」・本来は水が入れられるべき池の造作などで、水をあらわす

枯山水の坪庭をつくるうえで基本となる造作の様式があるため、確認しましょう。

枯山水の様式 造作
平庭式 平らな庭に植物を植え、石などを置く
準平庭式・築山式 平庭に築山を設ける
枯池式 池の造作をして、水を入れない
枯流れ式 小石、砂で砂紋を描く
上記以外 上記の要素を組み合わせる、別の要素を加えるなど

 

また、日本各地の名園で見られる砂紋についても、「水が一直線に流れる様子」「さざ波」「大波」「渦を巻いている波」など、多数の種類があります。

基本の様式を参考にしたうえで、「枯山水は自由に表現できるもの」と考えていただけると幸いです。

坪庭とは|坪庭と中庭の違い

坪庭とは、小規模な空間を囲った庭のことで、面積の目安は1〜3坪ほどです。

坪庭をつくる目的は鑑賞で、スペースを確保するだけではなく、枯山水のようなデザインをつくり込むのが一般的です。

一方で、中庭は使用することを目的につくる庭です。(お子さまの遊び場・ガーデニング・バーベキューなど)

坪庭よりも面積が大きいのが一般的で、用途に応じてウッドデッキを設置する・外水道を設置するなどの、機能性を持たせてつくります。

坪庭のメリット・デメリット

坪庭はご家庭によって向き・不向きがあるため、メリット・デメリットを確認して、「ご家族にとって坪庭が有意義な空間となるか」を判断していただけると幸いです

坪庭のメリット
  • 住宅密集地・細長い土地などでも、坪庭をつくることで家の中心部や家の奥まで採光・通風を確保できる
  • 住宅のデザイン性が向上し、高級感が生まれる
  • 庭を設けるのが難しい住宅でも、坪庭を眺めることで自然を感じられる
  • 坪庭を囲むように居室を配置すると、ご家族がコミュニケーションを取りやすくなる など

 

坪庭のデメリット
  • 居住スペースを削って坪庭のスペースを確保する必要がある
  • 坪庭に面する窓の断熱性・遮熱性を意識しないと、冬寒く夏暑い室内環境になりやすい
  • 美しい景観を保つために、日常的にお手入れが必要
  • 坪庭のつくりによって、造作費用・維持費用を負担に感じるケースがある など

 

坪庭は、日常的なお手入れを負担に感じないご家族、土地面積に余裕のあるご家族に向いています

また、高い建物に囲まれた立地で住宅づくりをする場合は、坪庭をつくることで開放感のある暮らしを実現できます。

一方で、お手入れの時間を確保するのが難しい場合は、特に造作をつくりこまない中庭としてスペースを確保しておき、生活を送る中で坪庭にするかどうかを検討する方法があります。

 

茨城県全域で、高いデザイン性・快適性を持つ住宅づくりをご希望の方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。

ご家族のご要望を伺い、周辺環境・土地の状況などに応じて最適なプランを提案いたします

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※当社は過度な営業を一切行っておりません。ご安心ください。

 

枯山水の坪庭づくりに失敗しない注意点|DIYでつくれるか

「モダンな住宅×枯山水の坪庭」のおしゃれな事例|茨城県の注文住宅

坪庭の事例、メリット・デメリットなどを確認してきましたが、ここで、坪庭をDIYでつくることを検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

次に、枯山水の坪庭づくりを成功させるために、坪庭をつくる際の注意点も紹介します

枯山水の坪庭づくりに失敗しない注意点|枯山水の坪庭をつくる流れ

枯山水の坪庭を作る流れは、以下のとおりです。

坪庭として確保する面積を決める。

枯山水の様式、色の配分・配置(大きく分けて植物の緑・石のグレー・土の茶色)を決める。

色の配分・配置に合わせて植物の種類・石の大きさなど具体的に使用するものを決め、デザインを完成させる。

※植物は、採光・通風などの環境、お手入れの手間を考慮して具体的に決めます。

デザインに応じて整地をして、防草シートを敷く。

植物・石などをデザイン通りに配置して完成。

 

坪庭の環境によっては「住宅外壁に苔が生えやすくなる」「シロアリが飛来しやすくなる」といった問題が発生する可能性があるため、以下の点に注意して坪庭づくりのプランを組み立てましょう。

  • 採光・通風が難しい坪庭は、植物の少ないデザインにする
  • 植物の多い坪庭は、土壌改良が必要なケースがある
  • 水はけが悪い土地では、地中に暗渠(あんきょ)パイプを入れるなどで水はけを助ける施工が必要 など

坪庭をDIYでつくれるか

坪庭をDIYでつくることは可能ですが、坪庭のメリット・デメリット・注意点を考慮した設計・施工が必要なため、プロに依頼することをおすすめします

特に、新築時に坪庭を含めたプランにすることで、屋外・室内両方から坪庭を見る際のデザイン、防犯性なども考慮した住宅づくりが可能です。

モダンな住宅につくる枯山水の坪庭におすすめの植物・アイテム|日常のお手入れアイテムも紹介

「モダンな住宅×枯山水の坪庭」のおしゃれな事例|茨城県の注文住宅

最後に、モダンな住宅につくる枯山水の坪庭におすすめの植物・アイテム、日常のお手入れアイテムもご確認ください

モダンな住宅につくる枯山水の坪庭におすすめの植物・アイテム

枯山水の坪庭に植える植物はご家族の好みによりますが、耐陰性が高く繊細なお手入れが不要な、以下のような植物をおすすめします。

  • 木:アオキ、ソヨゴ、ヤマボウシ
  • 草:ギボウシ、イタドリ、セイヨウジュウニヒトエ
  • 花:ツツジ、クチナシ、アジサイ
  • 苔:スギゴケ、ハイゴケ、スナゴケ など

また、以下のようなアイテムを加えると、茶室の一部である「露地」のような風情を表現できます。

  • 灯籠
  • 飛び石
  • 竹垣 など

 

こちらの記事で、茶室をつくる際の基本ルールを確認できます。

〈関連ページ〉茶室を自宅の間取りに取り入れる・庭につくる基本ルール|裏千家・表千家などの有名茶室の特徴も紹介

美しい枯山水の坪庭をキープする日常のお手入れアイテム

美しい枯山水の坪庭をキープするために、以下のようなお手入れアイテムも必要です

  • ほうき
  • (砂紋をつくる場合)レーキ

ほかにも、窓の拭き掃除・ゴミ拾いなどのお手入れに応じて、必要なアイテムをそろえてください。

枯山水の坪庭は、通常の庭と比較して植物・石などのお手入れは手間を抑えられますが、「蜘蛛の巣や間接照明に寄る虫をはらう」「汚れた窓を掃除する」などの手間は、通常の庭と同様に必要です

 

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まとめ

モダンな住宅に枯山水の坪庭をつくった事例、失敗しない坪庭のつくり方などを解説してきました

モダンなデザインに枯山水の坪庭を調和させた住宅づくりをすることで、ご家族の個性を表現できるほか、「採光・通風の確保」「室内でも自然を感じる生活を送れる」など多くのメリットがあります。

さまざまな造作の枯山水があるため、今回紹介した情報を参考に、世界に1つだけの枯山水の坪庭・住宅づくりをしていただけると幸いです。