地窓の魅力とデメリット、後悔しない選び方|玄関などの設置事例、目隠しアイデア・防犯対など解説
※本コラムは、広く一般的な情報提供を目的としており、弊社のサービスに限らず、多くの方にとって役立つ内容を意識して執筆しています。
詳細なご相談や専門的なアドバイスが必要な場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
マイホームを検討中で、「施工業者から提案されたプランに地窓が含まれていたけど、本当に必要なのか」と疑問をお持ちになる方がいらっしゃると思います。
窓選びはご自宅の快適性・防犯性に影響するので、後悔しない選択をしたいですよね。
そこで今回は、快適性・デザイン性を両立した上質な住宅を建築している茨城県のノーブルホーム粋(SUI)が、以下の項目をわかりやすく解説します。
- 地窓の魅力・デメリットを確認しましょう。
- デザイン性・利便性の高い地窓の設置事例を紹介します。
- 有効に活用できる地窓を選ぶ方法を紹介します。
- 窓の種類は豊富なので、地窓以外のおしゃれな窓の特徴も確認しましょう。
快適でおしゃれなマイホームを実現するために、ぜひ最後までごらんください。
目次
地窓とは|地窓の魅力とデメリット
「地窓」の読み方は「じまど」で、足元に(床に接して)設置する小さな窓のことです。
地窓は伝統的な日本家屋にも設置されている窓で、「利便性などに関する魅力」「設置を決める前に知っておくべきデメリット」をあわせ持っています。
はじめに、地窓の魅力とデメリットを確認しましょう。
地窓の魅力(メリット)
地窓には以下のような魅力があります。
地窓の魅力 |
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伝統的な日本家屋では、地窓・欄間(らんま)をあわせて設置し、窓から入った自然風が室内を効率よく循環するように換気計画をしている住宅もありました。
現代では、「住宅用の土地の狭小化」「隣接する建物との距離が近い」などの住宅事情から、外からの視線を気にせずに採光を確保し、住宅のデザイン性も向上させることが目的で地窓を設置するケースが多数あります。
地窓のデメリット
地窓には、デメリットもあります。
地窓のデメリット |
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のちほど、上記のようなデメリットを解消できる地窓の選び方を、「地窓の後悔しない選び方|目隠しアイデア・防犯対策など」で紹介します。
地窓の設置位置・窓の大きさなど、地窓の選び方によっては、生活環境が悪化する可能性もあります。
次に、地窓の設置によって快適でデザイン性の高いマイホームづくりに成功した事例を紹介するので、ぜひご確認ください。
茨城県で快適性・デザイン性にこだわりを持って住宅建築に取り組んでいる施工業者をお探しの方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。
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※当社は過度な営業を一切行っておりません。ご安心ください。
地窓の設置事例|玄関・和室など
地窓は、室内のさまざまな場所に設置可能です。
玄関・和室などに地窓を設置して、快適でデザイン性の高い住宅を実現した事例を、一緒に確認しましょう。
玄関
こちらは、玄関土間に坪庭の景色を楽しめる地窓を設置した事例です。
坪庭の額縁のように地窓を設置し、印象的な玄関ホールが完成しました。
〈関連ページ〉坪庭を眺める和モダンの家
坪庭のある玄関事例を、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉小さな坪庭のある玄関事例|失敗しない坪庭づくりのポイント、和風・洋風のレイアウトの違いも解説
和室
こちらは、和室の吊り押入れの足元に地窓を設置した事例です。
地窓の目隠しとして障子を設置し、柔らかな自然光が差し込む和室となりました。
〈関連ページ〉日本伝統の照明が映える家
上画像のようなデザイン性の高い建具を和室に採用した事例を、こちらの記事で確認できます。
〈関連ページ〉和室のモダンな建具事例|建具の種類、おしゃれでかっこいい和室をつくる5つのポイント
リビング
こちらは、リビングの腰高窓の下に地窓を設置した事例です。
窓から視線が抜けるため、リビングの空間に開放感が生まれています。
〈関連ページ〉敷地を最大限に活かした非日常的な住宅
ノーブルホーム粋(SUI)には、今回紹介しきれなかった事例がまだたくさんあります。ぜひごらんください。
紹介してきたように、「地窓」と一口に言っても、デザイン・サイズなどのバリエーションが豊富です。
暮らし始めてから「外からの視線が気になる」「もっと大きなor小さな地窓にすればよかった」といった後悔が生まれないように、次に地窓の選び方も確認しましょう。
地窓の後悔しない選び方|目隠しアイデア・防犯対策など
窓の種類は豊富で、地窓用の窓があるわけではなく、好みの窓を地窓として設置可能です。
そのため地窓を選ぶ際には、以下のような項目を組みわせて、マイホームに最適な窓を選ぶ必要があります。
- 地窓の目隠し
- 地窓の防犯対策
- 地窓の開閉方法
- 地窓のサイズ
- 地窓の設置場所
- 地窓の断熱性能
- 地窓から見える景色
それぞれ、アイデアや快適性・デザイン性を向上させる方法などを紹介します。
地窓の目隠しアイデア
地窓の目隠しが必要な場合には、以下のようなアイデアがあります。
地窓の目隠しアイデア |
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地窓は小さな窓ですが個性的なので、室内・外観デザインの中で目立つ存在です。
特に防犯対策として外からの視線を遮ることを重視し、デザインにもこだわりながら目隠しを選んでください。
地窓の防犯対策
侵入者は、窓のような開口部から間取り・室内の様子などを確認します。
そのため、サイズの小さい地窓であっても、以下のような防犯対策を検討しましょう。
地窓の防犯対策 |
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上記の他に、中庭のような通りから見えない場所に地窓を設置することも防犯対策となりますが、地窓が近隣から全く見えない場合は侵入しやすくなるケースもあるため、注意が必要です。
地窓の開閉方法
窓の開閉方法は複数あり、地窓に適している窓の主な開閉方法は以下のとおりです。
開閉方法によって「砂ホコリ、虫などの侵入のしやすさ」「掃除の手間」が変わるため、メンテナンスも考慮して開閉方法を選びましょう。
名称 | 開閉方法 |
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引き違い窓 | 左右に開閉 |
すべり出し窓 | 前後に開閉 |
ルーバー窓 | ガラスの羽根をハンドルで開閉 |
上記のほかに、開閉できない「FIX窓」も、地窓として人気の高い窓です。
FIX窓・滑り出し窓を組み合わせた窓もあるため、利便性・デザイン性を考慮して選択してください。
地窓のサイズ
「地窓=小さいサイズ」というイメージがありますが、地窓のサイズに決まりはありません。
ただし、地窓は基本的には対角にある窓と一緒に開閉して換気をする目的があるため、間取り全体を確認しながら、まずは「スムーズに換気できるか」を重視して地窓の位置を決めることをおすすめします。
地窓の位置が決まると、「空間面積や壁の面積とのバランス」「家具を置く位置」などに合わせて、地窓の最適なサイズを決めやすくなります。
【地窓のサイズ例】
たとえばこちらの和室のように幅80cm程度の小さい地窓であっても、和室がほんのりと明るくなり、柔らかな雰囲気を演出できます。
〈関連ページ〉街並みのアイコンとなるシンボリックなコの字の平屋
こちらのように、大きなサイズの地窓を設置することも可能です。
〈関連ページ〉中庭から光を採り込む家
地窓の設置場所
地窓の設置場所も自由に決められますが、換気をしづらい以下のような場所が候補になるのが一般的です。
- 玄関、玄関収納
- 廊下
- トイレ
- 住宅の奥に配置された個室
- 収納、ランドリースペース など
また、窓は外観デザインにも影響するため、「室内から見たデザイン」「外観デザイン」両方を確認しながら、地窓の設置場所を決めましょう。
地窓の断熱性能
地窓は冷気を感じやすい足元に設置するため、断熱性能の高い窓を選ぶことをおすすめします。
断熱性能とは「冬に室内の温かい空気を外へ逃さない性能&夏に日射熱の影響を受けづらい性能」のことで、以下のような窓は高い断熱性能を実感できます。
- 窓のガラス:Low-Eペアガラス、トリプルガラス
- 窓のサッシ:アルミ樹脂複合サッシ、樹脂サッシ
確保するべき断熱性能の水準は、地域・周辺環境・土地の状況などに応じて判断する必要があります。
また住宅全体の断熱性能の確保は窓のみでは実現しないため、施工業者に相談しながら、快適な住環境を目指してマイホームづくりをすることをおすすめします。
茨城県で1年を通して快適に暮らせるマイホームをご希望の方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。
高い技術力で、住宅性能・デザイン性を両立する住宅を建築しています。
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※当社は過度な営業を一切行っておりません。ご安心ください。
地窓から見える景色
地窓には「座った体制で外の景色を楽しめる」という魅力もあるため、地窓から見える景色にもこだわると、日常生活が華やぎます。
- 地窓の外に坪庭を設ける・ガーデニングスペースを設ける・植栽をする
- 地窓から見える塀にガラスブロックを入れる
- 借景を楽しめる位置に地窓を設置する など
屋外空間も演出して、地窓のある生活を楽しんでいただけると幸いです。
地窓の後悔しない選び方を紹介してきましたが、「意外と多岐に渡る配慮が必要で、最適な地窓を選べるかわからない」と不安を感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ぜひデザイン性にもこだわりを持って住宅を建築している施工業者を厳選し、ご家族のイメージを実現するプランの提案を依頼してください。
地窓以外のおしゃれな窓
最後に、地窓以外のおしゃれな窓の事例も紹介します。
窓は「照明器具や家電製品では再現できない明るさ・爽やかな空気」を室内にもたらす建具なので、ぜひさまざまなデザインの窓を検討してください。
高窓
高窓とは、大人の目線から上の、天井に近い位置に設置する窓のことです。
「隣接している建物との距離が近い」「窓を設置したいが、人通りが多いので視線が気になる」といった場合に、効率よく採光を確保し、室内のプライバシーを守れる点が魅力です。
たとえばこちらの住宅は、ご家族が集うダイニングキッチンに高窓を設置しています。
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天窓
天窓とは、主に採光を確保する目的で屋根にはめ込む窓のことで、高窓よりも多くの採光を確保できる点が魅力です。
たとえばこちらの住宅は、キッチン上部に天窓を設置しました。
3方を住宅に囲まれた立地でも、自然の光・風を感じる生活を送れます。
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スリット窓
スリット窓とは縦長の窓のことで、壁の面積が限られているスペースでも、採光を確保できます。
また縦長の形状により、住宅外観がスマートなデザインになる点も魅力です。
こちらの住宅は、玄関にスリット窓を設置しました。
スリット窓から視線が抜け、広がりを感じる玄関ホールとなりました。
〈関連ページ〉街並みのアイコンとなるシンボリックなコの字の平屋
こちらの記事で、おしゃれな玄関ホールの事例を確認できます。
〈関連ページ〉和モダンのおしゃれな玄関ホール・玄関の外観(玄関ポーチ・アプローチ)事例|インテリアの選び方も紹介
まとめ
地窓の魅力・デメリットを把握したうえで、地窓の設置事例・地窓の選び方などを紹介してきました。
地窓は選択肢が多いため、利便性・デザイン性などを多岐に渡る視点でアドバイスしてくれる施工業者を選び、ご家族のイメージを実現しましょう。
今回の情報を、理想のマイホームづくりに活用していただけると幸いです。