縁側の室内(くれ縁など)・屋外(濡縁など)の種類|廊下との違い、メリット・デメリット、おしゃれな事例

縁側の室内(くれ縁など)・屋外(濡縁など)の種類|茨城県の縁側のある住宅事例|ノーブルホーム粋

縁側とは、本来は和室に隣接する板敷きの空間で、室内・屋外どちらにも設けることが可能です

近年では住宅の狭小化により縁側を設けた住宅は少なくなりましたが、「デザイン性が高く、心地よく過ごせる縁側をマイホームに取り入れたい」と希望している方がいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、茨城県全域で伝統的な「和」の住宅を建築しているノーブルホーム粋(SUI)が、マイホームに縁側を設ける前に知っておいていただきたい情報をお知らせします。

  • 縁側の種類(室内:くれ縁など、屋外:濡縁など)
  • 廊下と縁側の違い、ウッドデッキ・テラスなどと縁側の違い
  • 縁側を設けるメリット・デメリット、注意点
  • おしゃれな縁側の事例

贅を感じられる、おしゃれで機能的な空間のあるマイホームを完成させるために、ぜひ最後までごらんください。

 

【室内】縁側の種類(くれ縁など)

縁側の室内(くれ縁など)・屋外(濡縁など)の種類|茨城県の縁側のある住宅事例|ノーブルホーム粋

縁側は種類が豊富で、室内・屋外どちらにも設けられます。

はじめに、室内に設ける縁側の主な種類を紹介します。

くれ縁

くれ縁は室内に設ける縁側の代表的な種類で、一般的なサイズは奥行90cm程度です。

広縁

広縁は、くれ縁よりも奥行が広い縁側のことで、一般的なサイズは奥行120cm程度です。

 

くれ縁・広縁ともに、現代の住宅では「和室・庭に隣接する」とは限らず、自由なデザインで室内と屋外をつなぐ空間づくりが可能です

また、シンプルに廊下として使うことも、以下のように活用することもできます。

  • お客様を客間まで案内する通路(縁側と居室の間仕切りを閉めることで、プライベートスペースを見せずにお客様を案内できる)
  • 座布団や椅子を置いてくつろぐスペース
  • 物干しスペース
  • 車椅子を利用する際の通路 など

【屋外】縁側の種類(濡縁など)

縁側の室内(くれ縁など)・屋外(濡縁など)の種類|茨城県の縁側のある住宅事例|ノーブルホーム粋
次に、屋外に設ける縁側の主な種類を紹介します。

濡縁(ぬれえん)

濡縁は、外壁の外側に設ける縁側の総称です

「濡縁が雨ざらしにならないように軒を大きく出す・庇を設けるなどの造作」「屋根がほとんどない造作」どちらも可能です。

落ち縁

落ち縁は濡縁の一種で、室内の床より一段下に設けます

狭縁(せまえん)

狭縁も濡縁の一種で、奥行が狭い縁側のことです

一般的には軒下に収まる奥行で、軽く腰掛ける程度のサイズです。

廻り縁(まわりえん)

廻り縁は建物の2方以上に巡らせる縁側のことで、神社・お寺の本殿でよく見かけます

室内・屋外どちらにも設けることが可能です。

 

屋外の縁側も、現代の住宅では自由に造作可能です

「用途に応じて屋根を設ける」「外観デザインのアクセントとなるよう素材にこだわる」など、屋外空間ならではの造作を楽しみましょう。

 

茨城県で「和」の住宅をご希望の方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。

ご家族のイメージをもとに、理想のマイホームが実現するプランを提案いたします。

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※当社は過度な営業を一切行っておりません。ご安心ください。

 

室内の縁側と廊下の違い、屋外の縁側とウッドデッキ・テラスなどとの違い

縁側の室内(くれ縁など)・屋外(濡縁など)の種類|茨城県の縁側のある住宅事例|ノーブルホーム粋

次に、室内・屋外の縁側と似ている空間との違いも確認しましょう。

室内の縁側と廊下の違い

室内の縁側と廊下の違いは、以下のとおりです。

  • 室内の縁側:室内・屋外をつなぐ空間
  • 廊下:室内の居室をつなぐ空間

間取りによって室内の縁側を主に廊下のように使用することもありますが、縁側は間仕切りを開放することで、屋外とつながる感覚を得られる点が特徴です。

屋外の縁側とウッドデッキ・テラスなどとの違い

屋外の縁側とウッドデッキ・テラスなどとの一番大きな違いは、「土足で歩ける空間かどうか」です

縁側以外は、すべて土足で歩ける造作をします。

  • 屋外の縁側:室内・屋外どちらの延長ともとれる空間で、一般的には土足で歩くことはない
  • ウッドデッキ:木を使って船のデッキのようなデザインを造作する屋外空間
  • テラス:庭に木・タイル・石を貼る屋外空間
  • ベランダ:建物からせり出すような造作で屋根がある
  • バルコニー:建物からせり出すような造作で屋根がない

 

屋外で楽しむバーベキューのような用途をイメージしている場合は、縁側ではなくウッドデッキ・テラスなどを選択することになります。

 

茨城県でマイホームを検討中の方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。

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室内・屋外に縁側を設けるメリット・デメリット

縁側の室内(くれ縁など)・屋外(濡縁など)の種類|茨城県の縁側のある住宅事例|ノーブルホーム粋

「室内・屋外の縁側の種類」「縁側と似ている空間との違い」を確認したことで、「縁側をどのように造作するか」「縁側以外の選択をするほうが良いのか」など、迷いを感じたる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで次に、室内・屋外に縁側を設けるメリット・デメリットを紹介するので、縁側の必要性を検討する参考にしていただけると幸いです。

メリット

室内・屋外に縁側を設ける主なメリットは、以下のとおりです。

  • 雨の日も室内で屋外の様子を感じられる
  • 住宅全体の空間が余裕のある印象となり、高級感を演出できる
  • 季節・天候に応じて窓・間仕切りを開閉することで、室内に入る自然光・自然風を調整できる
  • 利用のバリエーションが豊富(お子さまの遊び場・趣味を楽しむ・物干しなど)
  • 用途に応じて造作し、住宅デザインを楽しめる など

「室内に縁側を設ける」「屋外に屋根のある縁側を設ける」ことで、天候を気にせずにご家族・お客様と過ごす時間や趣味を楽しめます。

デメリット

室内・屋外に縁側を設けるデメリットは、以下のとおりです。

  • 面積が限られている土地で室内に縁側のある間取りを選択する場合、居室面積が小さくなる
  • 十分な居室面積を確保したうえで縁側を追加する場合、建築コストが増加する
  • 室内の縁側は、紫外線によって床・建具が劣化しやすい
  • 屋外の縁側は、風雨により劣化しやすい など

上記のデメリットから、縁側を設けるかどうかは「土地の状況・希望の間取り・予算」などに応じて検討する必要があります。

次に、室内・屋外に縁側を設けて後悔しないためのポイントを紹介するので、一緒に確認しましょう

室内・屋外に縁側を設けて後悔しないための5つのポイント

縁側の室内(くれ縁など)・屋外(濡縁など)の種類|茨城県の縁側のある住宅事例|ノーブルホーム粋

室内・屋外に縁側を設けて後悔しないためのポイントは、以下のとおりです。

  • 縁側の用途を明確にする
  • 予算オーバーを防ぐ
  • 自然光・自然風の入り方をシミュレーションして造作を検討
  • 眺望・プライバシー確保のバランスを検討して窓・間仕切りを選択
  • 縁側のある住宅の施工実績が豊富な施工業者を選ぶ

 

縁側をつくる目的を明確にする

縁側の用途によって、奥行・デザイン・造作が変わります

縁側と居室のバランスも考慮する必要があるため、具体的な用途を決めて施工業者に伝えましょう。

【例】

  • ご家族のコミュニケーションの場:くれ縁
  • お子さまの遊び場・趣味の作業場:広縁
  • ご近所とのコミュニケーションの場:濡縁
  • 雨の日も室内から外の風景を眺めたい:くれ縁
  • 夏は涼しく過ごしたい:ひさしを長くした縁側 など

予算オーバーを防ぐ

住宅面積と建築コストは連動するため、まずは予算を明確に決めて、「縁側を設けるプラン」「縁側を設けないプラン」を比較しましょう

また室内に縁側を設ける場合は、1年を通して縁側が快適な環境となる設計が必要で、設計内容によって造作コストが変動します。

ほかにも縁側の造作コストが高額になるケースがあるため、一例を紹介します。

【縁側の造作が高額になるケース】

  • 広縁を設ける
  • 縁側の造作に高価な建材を使用
  • 曲線・段差など複雑なデザイン など

また、屋外に縁側を設ける場合は、メンテナンス費用が発生しやすい可能性があることも念頭に置いてください。

自然光・自然風の入り方をシミュレーションして造作を検討

縁側と室内・屋外の境目には大きな窓を設置するため、室内に自然光・自然風が入りやすくなります。

季節・天候によって自然光・自然風が室内の快適性を下げる場合もあるため、「軒の長さを調整する・庇を設置する」などの対策で、室内の快適性を維持する設計を施工業者に依頼しましょう

眺望・プライバシー確保のバランスを検討して窓・間仕切りを選択

縁側には室内からの眺望を楽しむ目的もありますが、眺望が良いことは、外から室内の様子を把握しやすいことにもつながります。

そのため、眺望を確保しながらプライバシーを守れる設計が必要です。

【例】

  • 額入り障子・雪見障子・調光可能なロールスクリーンなどを採用
  • ミラーガラスで日中の外からの視線を防ぎ、カーテン等で夜の外からの視線を防ぐ
  • 雨戸を設置 など

また、縁側からの眺望を楽しむために、庭の造作・借景なども意識した設計が必要です。

縁側のある住宅の施工実績が豊富な施工業者を選ぶ

ここまで紹介してきたとおり、縁側を設ける際には多岐に渡る視点でご家族の暮らし・コスト・メンテンナンスなどに配慮が必要です。

安心して縁側のあるマイホームを依頼するために、縁側を取り入れた住宅の施工実績が豊富な施工業者を厳選してください

施工業者のホームページなどで、施工実績を確認することをおすすめします。

 

茨城県で、高い設計・施工技術を持つ施工業者をお探しの方は、ノーブルホーム粋(SUI)へお問い合わせください。

伝統的な「和」の美しい住宅を建築いたします。

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※当社は過度な営業を一切行っておりません。ご安心ください。

 

縁側のおしゃれな事例|室内の縁側・屋外の縁側

最後に、室内・屋外に縁側を設けたおしゃれな事例を紹介します。

【室内】縁側のおしゃれな事例

こちらは、広縁・廻り縁の事例です。

〈関連ページ〉おもてなしの家

【屋外】縁側のおしゃれな事例

こちらは、濡縁(落ち縁)・廻り縁の事例です。

〈関連ページ〉粋 -sui つくば展示場

 

ノーブルホーム粋(SUI)には、「和」の美しい住宅事例がたくさんあります。ぜひごらんください。

 

まとめ

室内・屋外の縁側の種類、縁側を設ける際のポイントなどを紹介してきました

縁側がある住宅は室内・屋外がゆるやかにつながり、自然の様子を感じる暮らしを実現してくれます。

今回紹介した情報を、ご家族と施工業者がイメージを共有して理想のマイホームを完成させる参考にしていただけると幸いです。