【多数掲載】和モダンの家の間取りと施工事例集
和モダンの住まいをつくるにあたって大切なのは、実際に建てられた家を参考にすることです。
洗練された和モダン住宅の特徴やこだわりを知ることで、住まいのアイデアが沸いてくる可能性があります。
今回は和モダン住宅の事例を全部で9つ、ご紹介します。
和モダン住宅の事例を参考とすることで、住まいづくりがスムーズに進むでしょう。
目次
和モダンの家の施工事例【平屋編】
平屋に対し「おじいちゃん・おばあちゃんの家」という印象を抱く方は、少なくありません。しかし平屋には2階建て住宅にはない魅力が多く存在します。近年では、若い世代の方が平屋を採用するケースも多く、今後も需要が高まる建築様式といえるでしょう。ここでは平屋の和モダンの事例について、ご紹介します。平屋を検討している方、和モダンの住まいを希望する方のどちらも、参考にしてください。
格子と造作キッチンで木を感じるコの字の平屋
こちらの和風邸宅はコの字型をしています。道路に面する壁には窓をほとんど取り付けず、さらにファサード格子を設置することで、外部からの視線が気にならない造りをしています。
外側からは家の様子がわからない反面、コの字型の内側部分には大きな中庭を設置。部屋のどの位置からも庭の緑が眺められるため、開放感を得られます。
ダイニングは白と木を基調とした、和モダンのテイストです。キッチンのボディ部分には木目の濃い「栗の木」を使用したことで、ダイニング・キッチンの温かみが増しています。
深い軒が外とつながる家
軒とは、外壁からせり出た屋根のことを指します。住まいや人を雨・日差しから守るのが軒の役割ですが、時に違った効果を発揮することがあります。こちらの住まいでは軒の幅を大きく確保。室内から軒の天井部分が見えることで、リビング空間に広がりが出たように感じられます。
リビング空間は吹き抜けに、ダイニング空間は天井を低めにしてメリハリをつくることで、ダイニング側の「おこもり感」が強調されています。ダイニングの窓からも軒の先端が顔を覗かせるため、天井が低くても閉塞的な雰囲気はありません。
「軒によって守られている」と感じられる、不思議な安心感がある住まいです。>
数寄屋門のある平屋
好きなものを詰め込んでつくられた茶室(数寄屋)に続く門のことを、数寄屋門と呼びます。こちらの住まいでは、外構の一部に数寄屋門を設置しました。数寄屋門を用いて玄関までの隔たりをつくることで、住まいのプライベート感をより強く感じられます。
数寄屋門をくぐり玄関に入ると、畳の空間がお目見え。靴を脱いで家に上がった瞬間から漂うい草の香り、さらに畳の優しい肌触りが、訪れた人の心をほぐしてくれます。
和モダンの家の施工事例【吹き抜け編】
和モダンの家では、吹き抜けをプランニングに取り入れる方も多くいます。吹き抜けは空間に明るさと開放感を与える存在です。
和モダンの住まいに採用することで、上品で洗練された雰囲気の中に温かな印象が加わります。
ここから吹き抜けがある和モダンの住まいの事例について、ご紹介します。
造作のキッチンと浴室が際立つ邸宅
こちらの住まいは、吹き抜け空間をつくることで開放感と高級感の演出を実現。広い住まいのため、1階と2階がつながることで、家族とのコミュニケーションも取りやすくなりました。
住まいの一部分には天井が高い場所もあります。天井高があることで空間がより広く感じられて、伸びやかな印象が生まれます。
キッチンと浴室は造作にして、より心地良く快適に。とくにお風呂はラグジュアリーな雰囲気があり、高級ホテルのような装いが魅力です。埋め込み浴槽を選択したことで、お風呂がより広く感じられます。
中庭から光を採り込む家
住宅地の中に家を建てるのであれば、なるべくプライバシーを保護したい……そう考える方は多いかと思います。住宅に囲まれたエリアに住まいを建てる場合、道路・隣家に面する部分は視線を遮る工夫をして、内側の奥まった箇所に開放感を与える手法をおすすめします。
こちらの住まいは、まさにその方法を用いて、プライベート感を確保した好例です。
住まいをコの字型にして、外壁に囲まれた部分を中庭にすることで、道路・隣家側に窓がなくても、リビングに開放感を与えられます。また、中庭にグリーンやアウトドアファニチャーを設置することで、空間を彩る工夫も忘れていません。
住まいに光と奥行きを与えてくれると同時に、1枚の絵のように視覚的にも楽しませてくれる、そんな素敵な中庭がある家です。
趣味を楽しむコの字の和モダン住宅
おうち時間が増えたことから、趣味の時間をとくに大切にしたい、と考える人も増えたように感じられます。
こちらの住まいでは、和のテイストと明るさ、さらに充実した趣味時間を送れる工夫を取り入れています。
階段は吹き抜け階段を採用することで、明るく温かな印象に。また蹴込み部分がないスケルトン階段であることから、下から見たときに視線が抜けます。その結果、階段が空間を圧迫することなく「アクセント」としても役立つ存在になりました。
階段を上がった先にあるパブリックスペースには、趣味のDJブースを設置。さらに寝室前には大きな本棚も置いており、大好きな漫画本がズラリと並んでいます。
趣味時間を存分に楽しめる、魅力的な家が完成しました。
和モダンの家の施工事例【2階建て編】
和モダンの住まいというと、平屋を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし2階建ての和モダン住宅も存在します。
2階建ての和モダン住宅はどのようなデザインをしており、こだわりのポイントはどこなのか、事例からチェックをしてみましょう。
坪庭を眺める和モダンの家
こちらの2階建ての和モダン住宅のこだわりは、坪庭をつくること。デザイン性だけ和を取り入れるのではなく、凜とした空気や趣(おもむき)といった、和が持つ本来の魅力を存分に感じられる……そんな住まいが完成しました。
こだわり抜いてつくられた坪庭は、住まいの玄関、リビングや浴室など、さまざまな場所から眺められます。見る場所によって表情を変える坪庭は、住まいの景観を良くするだけでなく、心を潤わせる癒しの存在でもあります。
大きな窓と障子が特徴的な和モダンの家
こちらの住まいは1階の庭に大きなウッドデッキを設置しました。リビングとウッドデッキを繋ぐ掃き出し窓は内壁をなくし、天井まで目一杯広がるように設計しています。
窓を天井まで繋げることで、開け放したときの開放感をより強く感じられるようになりました。
大きな掃き出し窓のウインドウトリートメントには、障子を採用。障子を閉めると和モダンの雰囲気が強く出て、落ち着いた印象を感じられます。
シンプルで無駄のない配色、たっぷりの自然素材が使われている点も、こちらの住まいの魅力です。
銅板屋根が美しい和の邸宅
こちらの住まいは、美しい銅板屋根を採用しています。瓦屋根に銅板屋根が加わることで、重厚感がプラスされ、寺院のような装いに。
中に入ると、木の温もりを五感全体で感じられる造りに、訪れる人は驚いてしまうことでしょう。細部までこだわりぬいてつくられた住まいは、至る所に匠の技術が光り、静かで上品な高級感を放ちます。
まとめ
和モダンの住宅は、デザインはもちろん開放感の演出方法や採光のしかたなど、暮らしやすさを取り入れる方法について、迷ってしまうシーンも多くあります。
ご紹介した事例はどれも心地良い暮らしが実現できる、和モダン住宅ばかりです。和モダン住宅を検討する方はぜひ参考にして、住まいのアイデアに活かしてみてください。
粋(sui)は茨城県で数多くの和モダン住宅を建設してきた会社です。暮らしのお悩みに寄り添い、機能性とデザインの両立を実現した理想の住まいづくりをお手伝いします。
茨城県で和モダン住宅をご検討の方は、ぜひ、粋(sui)にお気軽にご相談ください。
また、施工事例は他にもたくさんご用意があります。和モダン住宅の事例を参考にしたい方は、下記からご確認ください。