和風住宅・和の家とは?特徴や事例をあわせて紹介

和風住宅や和の家は高級感と落ち着きを感じさせる住まいです。旅館のようにデザインされた空間は、日常を感じさせず、それでいてリラックスできる環境を与えてくれます。

そんな和風住宅や和の家をつくるには、どのような要素を加えれば良いのでしょうか。また、和風住宅や和の家とは具体的にどんな家なのか、イメージが湧かない方もいることでしょう。

そこでこの記事では、和風住宅、和の家の特徴や欠かせない要素、和風住宅や和の家の事例についてご紹介します。

これから和風住宅や和の家を建築予定の方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

和風住宅(和の家)とは?

和風住宅(和の家)とは、伝統的な日本家屋を思わせる住宅を指します。とは言っても、「こうすれば和風住宅(和の家)」といえる明確な定義はありません。洋風と組み合わせて作られた和モダンの住宅も、和風住宅(和の家)に分類される傾向にあります。和風住宅(和の家)では、畳や障子など、どこか懐かしい和の雰囲気を随所で感じられます。

 

和風住宅(和の家)を構成する要素ごとの特徴

和風住宅(和の家)には、「和」を印象づけるポイントが、あちこちに散りばめられています。小物類や照明といったアイテムはもちろん、床や壁など内装にも和テイストを加えることで、和風住宅(和の家)の印象が強くなるでしょう。そこでここからは、和風住宅(和の家)を構成する上で欠かせない内装における5つの要素についてご紹介します。

 

和風住宅(和の家)を目指すのであれば、畳は欠かせない存在です。洋風がほとんどを占める空間であっても、畳があることで和の気配がぐっと強まります。

和風住宅(和の家)を目指す方は、畳の空間をどこかに取り入れてみましょう。和室や小上がりの畳空間はもちろん、廊下の一部やクローゼットの床など、さりげなく加えるのも良い方法です。

畳は和のテイストを強く印象付けるだけでなく、住まいの快適性を増す存在でもあります。吸放湿性に優れていることから、じめじめした空気を爽やかに変えてくれたり乾燥しすぎた空間に適度な潤いを与えたり、といった効果が期待できます。

また、音を吸収する防音効果もあるため階下への足音を抑えたい場合にもおすすめです。い草を使った畳であれば、懐かしい草の匂いにリラックス効果も得られるでしょう。

 

障子

ウインドウトリートメントや間仕切りとして障子を取り入れることで、和の雰囲気が強まります。障子の和紙を通して入る光は柔らかく、レースカーテンとは違った魅力を放つでしょう。

加えて木と和紙といった自然素材でできた障子は、空間に優しい雰囲気を与える存在です。近年ではデザイン性に優れた障子も販売されているため、和の穏やかな雰囲気を保ちながら、現代的な住まいと相性が良い障子を見つけやすいといえます。

 

土間

「土間=玄関」と捉えてしまいがちですが、玄関に限らず住宅に設けられた土足で歩ける空間を、土間と呼びます。日本の古い家屋では、玄関だけでなくキッチンも土間につくられている家が多くあります。その名残から、土間を玄関以外の場所に取り入れた住まいは、和風住宅(和の家)としての印象を強く放ちます。

とは言え、土間空間を屋内に取り入れるのに適した場所がどこか、わからない方も多いのではないでしょうか。土間空間を室内に取り入れる場合は、玄関から続く休憩スペース、植物を育てるためのサンルームなどがおすすめです。

 

縁側

縁側とは、家の外側もしくは内側に作られた、板状の通路部分を指します。外側に作られた縁側はウッドデッキに似た使い方を、内側に作られた縁側は廊下と兼用する使い方が可能です。

縁側は昔ながらの日本家屋で取り入れられていたことが多く、お茶をしたり日向ぼっこをしたりするのにぴったりの場所でした。和風住宅(和の家)を実現したい方は、リラックスペースとして縁側を取り入れてみてはいかがでしょうか。

縁側にはいくつか種類があるため、ライフスタイルと予算に合ったものを選びましょう。

 

縁側の名称 特徴
濡縁 窓の外側に造られた縁側。雨が降ると濡れることが、名前の由来とされている。
広縁 窓の内側に設置された縁側全般のこと。廊下と併用して活用されることが多い。
くれ縁 床の木材が、建物と並行に貼られた縁側。濡れ縁・内縁どちらも指す。
切れ目縁 床の木材が、建物に対して垂直に貼られた縁側。濡れ縁・内縁どちらも指す。

 

塗壁

塗壁は、漆喰や珪藻土などを壁に塗りつけてつくります。こちらも、和風の雰囲気を演出する要素です。

高温多湿な日本の環境で、塗壁は重宝されていました。江戸時代では、調湿性・耐火性・断熱性が高いことから、土倉の壁にも用いられていたそうです。和のテイストを感じさせる見た目も魅力ですが、塗壁はこのような機能性も持ち合わせています。

壁紙を貼るよりも高額になるケースが多いため、予算を抑えて塗壁を実現したい方は、塗壁調の壁紙の採用も視野にいれることをおすすめします。

 

和風住宅(和の家)の施工事例

これから和風住宅(和の家)を建てる予定の方は、実際の和風住宅(和の家)を参考にすることでより良いアイデアが思い浮かぶかもしれません。ここからは、ノーブルホーム粋(sui)の和風住宅(和の家)の施工事例をご紹介します。

 

日本伝統の照明が映える家

玄関と窓に灯る淡い光が幻想的なこちらのお宅は、外観も内装も和のテイストでいっぱいです。

 

まるで旅館のような玄関を抜けると、いたるところに間接照明が見られます。さりげなく空間を照らす光が非日常感を演出します。

 

リビングはソファー・ダイニングテーブルと洋風家具を設置。しかし素材が木材であることや色味も落ち着いていることから和のテイストが強く、洋風家具であっても和風住宅(和の家)に溶け込んでいます。

 

ひとり時間を楽しむおこもりスペースの壁は赤を採用しました。障子を通して差し込む窓からの光が、優しく手元を照らしてくれます。夜になれば蝋燭のあかりを頼りに読書を。風情があって、居心地の良い空間です。

 

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小上がり和室と格子のある伸びやかな平屋

こちらの住まいでは、玄関に格子を採用しました。

格子は外観に和の要素を加えるだけでなく、玄関の目隠しにもなっています。天井の木目とも相性が良く、趣(おもむき)を感じさせるデザインです。

 

室内には畳の小上がりを設置しました。掘りごたつ式の床と横長の机を取り入れることで、ワークスペースとしても活用できます。

 

和のテイストをとても大事にしているこちらの住まいでは、洗面所にも和風住宅(和の家)らしさをプラス。造作収納棚は木目を活かし、見た目・機能面をアップしました。

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庭とアプローチでお客様を楽しませる家

こちらの住まいは、見た目以上に広々とした造りが自慢です。

 

リビングは引き戸で間仕切りができ、それぞれの空間を別々に活用できます。引き戸のデザインも木の質感がたっぷりで、穏やかな印象を空間に与えています。

 

土間空間を設けることで、まるで旅館のような装いに。白い壁と黒の床のコントラストが美しく、上品なイメージです。

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まとめ

和風住宅(和の家)を実現するには、和のテイストを効果的に取り入れることが大切です。和の要素がふんだんに盛り込まれた和風住宅(和の家)は、凛として落ち着いた佇まいになります。洋風と和風を融合させた和モダン・ジャパンディテイストなど、スタイリッシュな和風住宅(和の家)も人気のテイストです。

信頼する施工会社に仕上がりのイメージを共有して、思い描く和風住宅(和の家)を実現しましょう。

茨城県でおしゃれな和風住宅(和の家)を求める方は、ノーブルホームの粋(sui)にご相談ください。お客さまが理想とする住まいを形にし、何十年後も満足いく暮らしができるようお手伝いをします。

家づくりにおける不安や不明な点があれば、お気軽にご連絡ください。

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