耐久
住まいを守る防蟻・防腐剤
古来より木造のお住まいの天敵といえば「シロアリ」と「湿気」が真っ先に思い浮かびます。そのため、建築基準法で定められた対策として防蟻・防腐処理を行わねばならないのですが、用いる薬剤によっては土壌・空気を汚染してしまい健康に悪影響を及ぼすこともあります。
粋ではシロアリが好む湿った床下環境を防ぐために、基礎と土台の間に「基礎パッキン」を敷きこむことで自然の気流を利用した床下換気を実現する「Joto基礎パッキン工法」と新築時にシステム(パイプ)を設置し、薬剤を5年サイクルで注入する「タームガード」を採用しています。
劣化対策等級について
粋では、住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)に基づき、構造躯体の劣化しにくさを示す“劣化対策等級”の最高ランクである等級3を推奨しております。
等級3を取得することで、通常想定される条件のもとでは、3世代までは大規模な改修工事をせずに使える対策がされていると評価され、住宅ローンや地震保険の優遇などのメリットも受ける事ができるのです。
木材の心材耐朽性について
心材の耐朽性区分
1 D1樹種(耐朽性の高い樹種)
ヒノキ、ヒバ、スギ、カラマツ、ベイヒ、ベイスギ、ベイヒバ、ベイマツ、ダフリカラマツ、サイプレスパイン
2 D2樹種
上記以外の樹種
建築基準法においては地盤から1mまでの部分には防腐措置が必要とされていますが、D1樹種を用いることで、薬剤注入などをしなくても良いということになっています。